プッシュ屋稼業 競馬残日録

〜修行編〜 世の中にヘンテコな稼ぎ方は数あれど……

馬は0から4までのキャラを持つ(4)

0から4までの数字を用いた馬のキャラの分類法は、簡単さを求め、成績欄の見た目そのものを数字に置き換えている。

 

 

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馬柱のうち、注目するのは

「回り別」

「競馬場別」

「距離別」の成績欄だとお話しした。

 

馬柱の成績欄は「1102」のように4つの数字で表される。これは「4回走って1着1回、2着1回、3着なし、4着以下2回」と読む。とにかく3着までの成績を知りたいという、馬券文化が発達した国ならではの表記法かも知れない。

 

では成績の「見た目そのもの」を用いて馬を分類してみよう。

 

0型 → 「1着から3着になったことがない成績」 0000、0009など

1型 → 「1着( +着外)だけの成績」 1000、3004など

2型 → 「2着になったことがある成績全て」 0203、4412など

3型 → 「3着( +着外)だけの成績」 0012、0030など

4型 → 「1着かつ3着( +着外)の成績」 1010、3039など

 

よって初めて走る条件では、全馬が「0型」を有することになる。また着外の回数は何回でもよい。0回でも20回でもかまわない。

 

よーく考えると「これって馬がたくさんレースを走るうちに、ほとんどの馬が2型になっていかないか?」と思われるだろう。確かにそのおそれはあるので、それを防ぐため、2型の馬とは「0でも1でも3でも4でもない馬」つまり「2型にしか分類されない馬」のみを呼ぶことにする。

 

話は例を見た方が早い。話題になっている12月1日の中京競馬メインレース「鳥羽特別」を分析しよう。

 

1着 ヤマニンプチガトー   距離3544  中京0111  左0221

2着 スピークソフトリー   距離1001  中京0002  左0002

3着 ヤサカシャイニー    距離10212  中京0000  左1000

 

1着のヤマニンはどの成績を見ても2着を経験済みなので「2型」キャラになる。2着のスピークは距離適性が「1型」、中京と左回りが「0型」に分類できるので、「01」型と2つを混在させて表す。3着のヤサカは距離が「4型」、中京が初めてで「0型」、そして左回りが「1型」となるから、キャラは「014型」だ。

 

以前、キャラは全部で5つではないと言ったのは、複数個持つ混在型がいるからだ。よって全てのキャラは、

0、1、2、3、4、01、03、04、13、14

ここに数字3つで表されるキャラを加えればすべてということになるが、さらに、

「 数字3つで表されるキャラは全て『 ★ 』とする 」ことにし、キャラは全部で11種類となる。

注意として、数字2つ又は3つでキャラを表すときも、そこに2は含まない。2はあくまで2型そのもの以外には存在しない。

よって、★となるのは「013、014、134」だけで、「012」は「01」型、「123」は「13」型、「234」は「34」型とする。

ゆえに、「014」型のヤサカシャイニーは、「★」型となる。

 

次回は、なぜ鳥羽特別でヤサカシャイニーを買ったのか、キャラの分類を使った馬券法についてお話しする。